阿南歯科の米国式根管治療の流れ（保険適用外診療）
1口腔内の検査と歯科用CTによるチェック
最初に、目視とマイクロスコープを使って患部を確認します。その後、歯科用CTで撮影し、立体的な画像を様々な角度から観察して、病変の大きさ、根の本数、湾曲の方向、枝分かれの状態などをチェックします。
2カウンセリング
CT画像や口腔内の画像をもとに、現在の状態についてわかりやすく説明します。疑問や不安、また要望など、なんでも気軽にお伝えください。
根管治療では、その時々に行っている治療についてしっかり患者様に理解いただくことが確実な治療に役立ちます。そのため、治療方法についても、丁寧に、わかりやすくお伝えするようにしています。
3マイクロスコープを使った清掃
根管治療は、虫歯菌に冒された神経や血管を取り除くことからはじまります。根管内をマイクロスコープで確認しながら、きれいに除去します。
4隔壁とラバーダムによる再感染防止
必要に応じて歯の周りに隔壁を作って防波堤とし、ラバーダムを使用することで治療している歯の中に菌を含んだ唾液が入らないようにします。また、これで薬剤が外に漏れてしまうことも避けられます。
5マイクロスコープによる根管内のチェックと除去
見逃した汚染部分がないかをマイクロスコープで確認し、感染源を徹底的に除去します。
6根管長の測定
根の長さを歯科用レントゲン画像で測定します。神経の通り道が根の先端まであることを確認しながら、先端の細くなっている部分まで少しずつ押し進めて測定します。
7根管拡大
洗浄や薬剤充填が確実にできるよう、専用の機材で根管を拡大します。
8根管内洗浄
根管内を念入りに洗浄して、目に見えない細菌を除去します。ここで丁寧な洗浄を行わないと、治療後に再び炎症が起こる可能性があります。
9ポイント試適
薬剤は根の先までしっかり充填する必要があるため、ここでそれができるかどうか確認します。歯科用レントゲン画像も使ってしっかりチェックします。
10根管充填
根管治療の状態に合わせながら、根の先端まで空気を入れずに薬剤を充填していきます。使用するのは、ガッタパーチャとMTAセメントというペースト状の薬剤です。隅々までしっかり充填されているかを歯科用レントゲンで確認します。
11築造
充填して密閉された根管の上の空洞に土台を作ったら、根管治療の終了です。
